外国地名に関するよもやま話




すけべにんげん



 (前もってのお断り)文中に差別語が頻発しますが、どうか大目に見てやってください。

 外国の面白地名は「世界の珍名所大集合」というサイトにいっぱい挙がってます。スケベニンゲン、エロマンガ、アホ、キンタマーニ等々。

 アホはフィンランドの人名にもありますが、地名はスペイン語。Ajo=ニンニク。米国のアリゾナ州にあります。マルデアホ(アルゼンチン)はニンニクの海Mar de Ajo。マルデバカ(雌牛の海)はありません。

 新聞の家庭欄で料理名にソッパ・デ・アホとあったのには大笑いしました。イヤミとバカボンかい。soppa de ajo。スペイン語で、ニンニクのスープです。

 フィンランド語のネンnenの意味はわかってませんが、アホネン以外にパーデンネンもあります。強烈やなあ。ほんとはパーデネンなんですけどね。アホヤネンもあるんですが、読み方としてはアヤネンのほうが近いらしい。パーヤネンはそのまんま、あるそうです。ちなみにフィンランドの副総理兼財務大臣はユルキ・カタイネン。どっちやねん!(苦笑)。この国の人の名前は面白いなあ。

 話を地名に戻します。住んでる町は長岡京市という、そのまんまのネーミングで面白みがありません。外国の地名は調べると楽しいです。

 ブエノスアイレスBuenos Airesは美しい空気、プエルトリコPuerto Ricoは富める港。今の実態として、名は体を表さなくなってるかもしれない。

 リオデジャネイロRio de Janeiroは1月の大河。ポルトガル人が1月にこの地を訪れたとき、グアナバラ湾を大河と誤認したことによる命名なのですが、間違いを今もそのまんまで使ってるブラジル人の鷹揚さもすごい。

 シェルブールCherbourgといえばカトリーヌ・ドヌーヴですが、懐かしい村という意味は映画と重なって意味深だと思いませんか。

 ブールbourgは地名を表す接尾辞の一つですが、同様に村を意味するものにヴィルville、町を意味するものにトンtonがあります。都市を意味するものにポリスpolis、国土や土地を意味するものにスタンstanやランドland。イアiaは国やより広いエリアを指す。ドイツのブルクburgは城市。イギリスでシャーshireといってるのは州です。ヨークシャーのシャー。新しいヨークシャーがニューヨーク。

 米国の南部や西部の広大な部分はメキシコとの戦争に勝ってぶんどったものなので、スペイン語の地名がたくさん残っています。ロサンゼルスは天使たち(Los Angels)。スペイン語読みではロスアンヘルス。米国も昔は中国の拡大主義をどうこう言えない強欲な国であったということ。地名からわかりますね。

ひょっこり通信 2010.3.21




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